ざけんじゃねえ

岡崎二郎氏のショートショート(、というジャンル分けで良いのか判らないけれど)を本棚から出してきて風呂で読んだ。 アフター0―著者再編集版 (8) (ビッグコミックスオーサーズ・セレクション)の中に「想い出は結晶の中に」という話がある。

見せ本

私は親のようにならない―アルコホリックの子供たち ふとネットでこの題名を見かけて思い出したのだが、私、この本買ったことがあるよ・・・たしか、高校とか中学とかの年のころに、親の前でこの題名の本を読んでみせるという弱〓いパフォーマンスをした。内容は…

開けてびっくり

田中圭一のヤング田中K一 (ニチブンコミックス)を買った。この本は基本的に著者の自伝だそうである。買ったので書くけど、私は田中圭一が嫌いだ。この人の書く物まねはとても神経が行き届いていて、今まで店頭などで見かけると感心したり笑ったりしていたし…

買ったもの

差別の民俗学 (ちくま学芸文庫)作者: 赤松啓介出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2005/07/06メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 120回この商品を含むブログ (15件) を見る夜這いの民俗学のほうは、内容に現代人の夜這い幻想があったら嫌だなと思い(どうも杞…

最近mixiで本について振り返ることがあった。触発されて気持ちがはみ出してきたのでここにぼんやり書くことにする。私は漫画や詩が好きではあったけれど小説とはあまり縁がなかった。去年仕事のウエイトを軽くして、人生で初めて貴重な余分な時間ができたら…

ふたたびロストパラダイス文書

http://d.hatena.ne.jp/duchesnea/20050615 の続きです。サボテン姫とイグアナ王子 (清原なつの忘れ物BOX (1))作者: 清原なつの出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2005/05メディア: コミック購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (46件) を見るju…

追記

清原なつの氏の作品について書いた感想にトラバいただきました。ありがとうございます。 http://d.hatena.ne.jp/asamioto/20050615 http://d.hatena.ne.jp/june_t/20050615/p4 そこで読み返しをしてみたのですが、ロストパラダイス文書のストーリーを私がま…

「ロストパラダイス文書」感想

昨日の日記http://d.hatena.ne.jp/duchesnea/20050529で触れた清原なつのの作品集だが、読んでから時間が経過してどんどん体に毒が回ってきた感じ。特に昨日「よその女を村に収着させるためのしつこい強姦、」と記した作品、「ロストパラダイス文書」はもう…

清原なつの忘れ物BOX1・2を購入

サボテン姫とイグアナ王子 (清原なつの忘れ物BOX (1))作者: 清原なつの出版社/メーカー: 本の雑誌社発売日: 2005/05メディア: コミック購入: 1人 クリック: 19回この商品を含むブログ (46件) を見る1の「サボテン姫とイグアナ王子」が問題作ぞろい。 偏差値…

白痴読んでいて興奮

ドストエフスキーさん大好きだ。 なんつったって登場人物が断固空気読まないんだもの。老若男女問わず、こちらが文字を見てるだけでツバが飛んできそうなくらい激しく、しかも生々しく内面をさらけ出すんだけど、ツバ飛ばしっぱなしで哀れにしないで会話とし…

残酷な神が支配する・全17巻 /萩尾望都 感想

この作品は、性虐待についてのフィクションだ。私が虐待のことについて記憶のふた(というか、フィルター)を破ろうともがいていた時期に連載されていた。 ビジュアル的な表現に長けている漫画家さんだけあって、痛みや気づき、開放の糸口が見える瞬間の表現な…

海辺のカフカ 感想

海辺のカフカ君は15歳でとんでもない重荷を背負っている。暴力は世の理と言わんばかりだ。彼が背負ったものとは ・級友?に対する暴力 ・レイプ ・殺人 こんな非道を主人公にさせる原動力は ・父親がサディスティック ・母親は生きる屍状態でカフカ君を生み…

今年に入ってからドストエフスキーばーっかり読んでいる。 『教育が民衆の自己過信を育てることは、認めざるをえない。しかし、それはけっして欠点ではないはずである。』新潮文庫「死の家の記憶」工藤精一郎/訳 より わたしにとっておたくがこれに当てはま…