白痴読んでいて興奮

ドストエフスキーさん大好きだ。
なんつったって登場人物が断固空気読まないんだもの。老若男女問わず、こちらが文字を見てるだけでツバが飛んできそうなくらい激しく、しかも生々しく内面をさらけ出すんだけど、ツバ飛ばしっぱなしで哀れにしないで会話として最後まで書くんだもの。
ほかにももっと詩的だったり美しかったり志が高かったり筋が通っていたりする作品を書く作家さんは沢山いるかもしれないけど、でもドストエフスキーさんの「空気読まなさ」に対する優しさは、格別に好きだ。

・・・自分が、ツッコミとかボケとか、そういう世間の目を気にする会話に飽きてるだけかもしれないけど。