結婚といえば

私は結婚とかお嫁さんに憧れを持ったことが無い。なんでわざわざ「無い」なんて思うかといえば、小さいころから「女の子の夢はおよめさん」と決め付けられる機会が多かったからだ。ついでに言うならドレスや宝石を身に着けることにも興味が無い。(ドレスの類が自分に似合わないから、という理由もある。美術工芸品としてみるのは好き)。婚礼衣裳の意味が実はよくわからないし(なぜこれは普通の礼服と同列じゃないの?とか)、角隠しやらヴェールやら化粧も装飾もごてごてと重たそうであまり綺麗と思えない。「一生一度の晴れ」とか「今日だけ主役」とかいう言葉の意味はグロテスクに感じられる。

今でも結婚式がケッタイなものだという印象に変わりはない。だけど式という形に表された願いは解る。願いを形に表す事は野暮だが集団で暮らすには大声で願うことが必要な時があることも知っている。ちょっと疑問なのは、神前やら仏前やらで誓ったりするという大仰なところ。結婚ってそうも儀式ばらないといけないのだろうか。儀式ばるから一生一度とかいう体裁が出来るのではないだろうか?別に誰とでも何度でも結婚できていいんじゃないですか、と思う。