で、ついでに思い出した、女子の心得(凹ミ)

ずっと以前、半分接待の飲み会でなぜかおじさんとチークダンスとやらを踊る事になったりキスを受けなければならなかったりする状態に陥り私が「出来ないですよー」と顔を歪めていると、一緒に飲み会に参加していた会社の先輩女子がおじさんと踊ってその場を収めたことがある。その先輩女子は私を「変わった子だからー」といってガードしてくれた。
別の飲み会(これは接待というよりは合コンみたいな感じ)の席で似たような雰囲気になったとき、私は抱きついたり出来なかったが先述の先輩女子はじめ他の女子はりっぱに抱きついていた。

私はそういう場で浮いているだけで、答えは出せなかった。

この先輩女子に、私は一時期雛鳥のようについてまわっていた。こちらの好意を無理矢理押し付けたりはしなかったつもりだが、それでも先輩女子のテリトリー内は上記のような人脈が多かったので私に付いてこられると迷惑に思った事もあっただろう。チークのときなどは接待という不可避要素により私と先輩女子の関係性が如実に現れた瞬間だった。

その頃は水面下で両親と「ぐみコントローラー」の争奪戦(別居しつつ朝晩の電話や送り迎えで行動を押さえられる生活)をしていたので、だいぶ自我が混乱していたように思う。両親には詮索できない人脈や場所を持つことが自由なのか、外に出て先輩女子の生活をトレースすることが自由なのか。*1

その後、先輩女子は子供を作ってさっさと会社を去っていった。笑顔であった。

*1:実際には、私は両親の術中にあったままであったし、先輩女子を踏みにじるトレースはしなかったですよ。逃避の末加害者になるかも知れないという境界線の話です